- なるべく痛みの少ないむし歯治療
- なるべく削らず歯を残す歯科治療の徹底
- むし歯の進行と治療方法
- むし歯とは?
- むし歯になりやすい人の生活習慣
- 定期検診へ行きましょう!
- むし歯治療のよくある質問
- お問い合わせはこちら
なるべく痛みの少ないむし歯治療
表面麻酔で「チクっと」する痛みを軽減
麻酔注射の針が刺さるときの痛みを懸念して、歯科医院を受診できない方もいます。当院では、麻酔注射をする前に塗るタイプの麻酔を使用するため、針が刺さるときの痛みを軽減できます。
電動麻酔器で痛みの少ない注射
麻酔注射を手で行うと、注入スピード・圧力にムラが生じて痛みが出やすくなります。当院では、コンピューター制御で注入スピードや圧力を維持できる電動麻酔器を使用しておりますので、痛みの少ない麻酔注射を行うことができます。
『笑気吸入鎮静法』を用いるとリラックス状態で歯科治療を受けられます
笑気ガスによりリラックスした状態で診療が受けられます。
なるべく削らず歯を残す歯科治療の徹底
レーザーの光によってむし歯の進行度合いを診断します
当院は、余計に健康な歯質を削ることがないように、ダイアグノデントペンによる診断を行っています。低出力レーザーの光を歯に照射するだけなので、痛みもなく安心してご使用頂けます。
ダイアグノデントペンの数値と診断基準
| 0〜15 | 健康な歯質 |
|---|---|
| 16〜40 | 経過観察(予防処置に留める) |
| 41以上 | 「MI治療」を心がけて最小限の低侵襲治療を行う |
拡大鏡で患部の細かい箇所まで確認できる
拡大鏡とは、歯を2~7倍程度の倍率で拡大して確認できるものです。歯と補綴物の間にすき間ができると、そこにむし歯が再発することがあります。拡大鏡で歯と補綴物の境目をしっかり確認することで、より精密な治療が可能になり、むし歯の再発リスクを軽減できます。また、歯の細かな凹凸や根管の分岐も確認できるなど、さまざまな治療の精度向上につながります。当院では歯科衛生士も装着を必須としています。
マイクロスコープで余計に歯を削るリスクを軽減
マイクロスコープは、肉眼の20倍程度まで拡大できるものです。拡大鏡よりも細かいところまで確認できるため、治療の精度がさらに高まります。むし歯と健康な歯質の境目を確認し、削る量を最小限に留めることもできます。また、歯科医師の腕や経験だけに通るのではない、マイクロスコープで口腔内全体の状態を確認できるため治療の確実性も高まり、結果として歯の寿命を長く保つことが可能です。
むし歯の進行と治療方法
3C3

むし歯が歯の神経にまで達した状態です。熱いものがしみたり、何もしていなくて激しい痛みが起きたりします。神経が入っている根の管の中をきれいにして消毒し、薬を詰めて蓋をする「根管治療」を行います。
むし歯とは?

むし歯とは、虫歯菌が出す酸によって歯が溶ける病気です。飴やキャラメル、チョコレートなどに含まれている砂糖からミュータンス菌が歯垢を作り、その中で酸を分泌します。この酸によって歯の表面が溶かされ、放置するとさらに奥深くへと進行するのです。むし歯を治療しても、原因を解消しない限りは何度でも再発する恐れがあるため、食生活や生活習慣、歯磨きの習慣などを見直す必要があります。当院では、むし歯の部分だけを正確に取り除くことはもちろん、虫歯再発を防ぐための予防歯科に力を入れておりますのでお気軽にご相談ください。
むし歯になりやすい人の生活習慣
よく噛まない
食べ物を噛むと、唾液が活発に分泌されます。唾液には虫歯菌の活動を抑制する働きがあります。よく噛むことは、むし歯予防に効果的です。あまり噛まずに食事をしてしまっている場合はよく噛んで唾液をしっかり分泌させることでむし歯のリスクを軽減できるでしょう。
口呼吸
鼻詰まりや生活習慣などが原因で口呼吸になると、お口の中が乾いて唾液の分泌が減少し、むし歯のリスクが高まります。お子様の場合は歯並びにも悪影響を与えることがありますので早期に検診に来られることをお勧めいたします。
極端なダイエット
食事を抜いたり激しい運動をしたりする極端なダイエットは、唾液の分泌低下を引き起こす可能性があります。
過度の飲酒・喫煙
喫煙によって交感神経が刺激され、唾液の分泌が減少します。また、アルコールの脱水作用によって水分不足になると、唾液の分泌が減少してむし歯のリスクが高まります。
定期検診へ行きましょう!

当院ではなるべく削らない・なるべく歯を抜かない方針をとっております。そのためにも定期検診・メンテナンスは必須となります。初期むし歯は歯の再石灰化によって自然に治ることがありますが、進行すると自然に治る見込みがなくなります。放置すれば悪化の一途をたどるため、なるべく早く治療を始めることが大切です。定期検診に通うことで虫歯や歯周病リスクを最小限にできます。万一虫歯があっても初期の段階のため、負担の少ない治療で完治できます。予防に勝る治療はありません、虫歯が無く痛みがない場合でも定期的な歯のクリーニングとメンテナンスで予防しましょう。
むし歯治療のよくある質問
痛みが不安なのですが、痛くない治療はできますか?
はい。表面麻酔や電動麻酔器を使用し、できる限り痛みの少ない治療を心がけています。
麻酔については麻酔薬を体温に近い温度に保つことで痛みを軽減させることができます。
当院にはそのような機器があり、麻酔時の痛みをゼロに近づける取り組みをしております。
また最も細い注射針を使用するなど工夫しておりますのでご安心ください。
不安や恐怖心が強い方へは笑気麻酔の使用もさせていただくことがございます。
ご希望があればお気軽にご相談くださいませ。
笑気麻酔はいくらですか?
笑気麻酔については、基本的には保険が適用となる場合がありますが、自費診療の場合は、適用外となることもあります。このため、治療内容に応じて確認が必要です。
詳しい料金や保険適用の状況につきましては、直接お問い合わせください。
歯の溝が少し黒い/歯が少し染みる感じがするのですが、これってむし歯でしょうか?
可能性があります。歯の溝や隣接面の黒ずみ・白濁、冷たいものや甘いものが染みるなどの症状は、むし歯のサインであることが多いです。
しかしながら、全てが必ず進行するわけではなく、定期検診や適切なケアによって進行を抑えられるケースもあります。またむし歯ではなく知覚過敏になっているだけという可能性もあります。
その判断は直接診てみないとわからないこともあります。気になる場合は早めにご予約ください。
むし歯を放置するとどうなりますか?
むし歯を放置すると、歯の内部の象牙質まで進み、冷たいものでしみるような痛みや食事中に噛むと痛むといった症状が出る場合があります。
さらに進行すると、神経のある部分に到達し、ズキズキする強い痛みや歯の内部から根っこの先まで感染が起こり歯茎に腫れが出ることもあります。
そうなると根管治療や抜歯が必要となることもあり、治療期間や費用が大きく増える可能性があります。早期発見・早期治療が安心です。
むし歯の治療回数・期間はどれくらいですか?
むし歯の進行度合いや治療方法(詰め物・被せ物・根管治療等)により異なります。
一般的には、比較的浅い虫歯であれば1~2回で終了するケースもあります。
一方で、神経まで達した場合や被せ物・根管治療を行う場合には、複数回(3回以上)を要する場合もあります。詳しい見通しは診査・カウンセリング後にご説明いたします。
なるべく早くご相談くださいませ。
歯がかなり崩れていたり、昔からむし歯を放っていたのですが、治療できますか?
はい、可能な場合が多いです。たとえ歯冠(歯の頭)がかなり失われていても、歯の根が残っていれば土台を立てて被せることができるケースがあります。
根管治療をして歯を残すことができればその歯は保存可能です。
ただし、抜歯となる可能性や、全体を健全な噛み合わせ等をつくるためにインプラント・ブリッジなど別の選択肢をご提案する場合もあります。
初診時にしっかり診査し、複数の治療オプションをご提示します。 保険の治療も自費の治療も患者さんが選べるようにご提案しますのでご安心ください。
治療時の痛みや麻酔が不安です。配慮してもらえますか?
ご安心ください。当院では、患者様のお痛み・不安を最小限にするために、表面麻酔の使用・電動麻酔器・細い針・麻酔液の温度管理など、痛みに配慮した治療を心がけています。
またご希望があれば笑気麻酔によって恐怖心や緊張を和らげることも可能です。
事前に麻酔の説明・不安の相談も承りますので、遠慮なくお申し付けください。
むし歯の再発を予防するにはどうしたら良いですか?
むし歯の再発・新たな虫歯を防ぐためには、以下が効果的です。
- 定期検診+プロによるクリーニング(PMTC)やセルフケア指導
- 正しいブラッシング(歯ブラシ・フロス・歯間ブラシの併用)
- フッ素塗布・シーラント(特に溝が深い歯)
- 食生活の見直し(糖分・間食の回数・飲み物の種類)
- 咬み合わせ・歯並びの観点から虫歯になりやすい部位のチェック
当院では、治療終了後に定期検診・メンテナンスでしっかりとフォローさせていただきますのでご安心ください。 定期検診時に染め出しによりフ磨き残しの部位を毎回計測し、患者様にお見せしています。前回と比較したりもできるので、ご家庭でのホームケアの質が向上していきます。
むし歯治療の費用・保険適用について教えてください
むし歯の治療は基本的に健康保険の適用範囲で行われます。
ただし、詰め物・被せ物の材料(白い詰め物・セラミック等)・自費診療の選択肢を希望される場合は、保険外となる部分があります。治療前に治療にかかる費用をお伝えし、納得いただいた上で進めますのでご安心ください。
治療後にまたむし歯ができることはありますか?
はい、再発(2次カリエス)は起こり得ます。詰め物や被せ物の境目にプラークが溜まると虫歯が再発します。
そのため治療が終了した後も歯のケアは大切になります。 当院では、治療後も予防定期メンテナンスを推奨しています。
むし歯は自然に治ることはありますか?
残念ながら、進行したむし歯は自然に治ることはありません。
初期の「白く濁った虫歯(脱灰)」であれば、フッ素塗布や再石灰化で進行を止められることがありますが、穴があいたむし歯は治療が必要です。
早めの対応が大切なので、お早めにご相談くださいませ。
むし歯になりやすい人の特徴はありますか?
むし歯は「細菌」「糖分」「歯の質」「時間」の4つの要素が重なると起こります。 特に以下の方は注意が必要です。
- 甘いもの・間食が多い方
- 唾液が少ない(口が乾きやすい)方
- 歯並びが重なっている方
- 詰め物・被せ物が多い方
- 夜の歯みがきが雑になりがちな方
むし歯が痛くないのに進行していることはありますか?
はい。むし歯は初期段階では痛みを感じにくく、神経に近づいて初めて痛みが出ます。
痛くない=進行していない、とは限りません。定期検診での早期発見がとても大切です。
むし歯が原因で口臭がすることはありますか?
はい。むし歯の穴に汚れが溜まり、細菌が繁殖することで独特の臭いを発します。
歯周病や舌苔、詰め物の隙間なども原因になります。治療後はクリーニングで改善することが多いです。
むし歯治療の後、どのくらいで食事してもいいですか?
麻酔を使用した場合は、感覚が戻るまで(約1〜2時間)は控えてください。
しびれが残っていると、頬や舌を噛んでしまうことがあります。麻酔を使っていない場合は、すぐに食事して大丈夫です。

歯の表面のエナメル質がさらに溶けて黒ずんだ状態です。まだこの段階でも痛みを感じないことが多いですが、むし歯の部分を削って詰めものをします。
エナメル質の内側の象牙質にまでむし歯が達した状態です。甘いものや冷たいものがしみるほか、痛みを感じることもあります。むし歯の部分を削って詰め物・被せ物治療をします。
歯の大部分が溶けて歯の根までむし歯が達した状態です。神経が壊死しているため痛みはありませんが、歯根に膿が溜まって再び痛み出すことがあります。多くの場合は抜歯が必要になり、歯を失ったところには入れ歯やブリッジ、インプラントなどを適用します。
