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2025.12.28

指しゃぶりはいつまで大丈夫?3歳・4歳の年齢別やめさせ方と歯並びへの影響

指しゃぶりはいつまでOK?3歳・4歳の年齢別やめさせ方と歯並びへの影響

指しゃぶりはいつまで大丈夫?3歳・4歳の年齢別やめさせ方と歯並びへの影響

「うちの子、まだ指しゃぶりをしているけど大丈夫?」「歯並びに影響が出ないか心配…」「周りの子はもうやめているのに、うちの子だけまだ続けている…」そんな不安を抱えている保護者の方はとても多いです。

実際、当院でも指しゃぶりに関するご相談は非常に多く寄せられます。特に、保育園や幼稚園で周りの子どもたちがすでにやめているのを見ると、焦りを感じる保護者の方も少なくありません。

指しゃぶりは、赤ちゃんにとって自然な行動であり、多くの場合は成長とともに自然に卒業していきます。しかし、いつまで続けても問題ないのか、どの時点で対処が必要なのか、正しい知識を持つことが大切です。

また、「やめさせなきゃ」という焦りから、つい強く叱ってしまったり、無理に指を引き離したりしてしまう保護者の方もいらっしゃいますが、実はこれらの対応は逆効果になることが多いのです。

この記事では、小児歯科の専門家の視点から、指しゃぶりの適切な対応時期、歯並びへの影響、そして無理なくやめられるサポート方法について詳しく解説します。お子さまの成長に寄り添いながら、適切なタイミングで適切なサポートができるよう、ぜひ参考にしてください。

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指しゃぶり、いつまで大丈夫?

子供の指しゃぶりを心配する母親のイラスト

結論から言うと、3歳頃までは過度に心配する必要はありませんが、4歳を過ぎても続く場合は注意が必要です。

日本小児歯科学会の見解

日本小児歯科学会は、指しゃぶりについて以下のように述べています。

3歳頃まで:無理にやめさせる必要はありません。多くの子どもは自然にやめていきます。

4歳以降:積極的にやめられるようサポートする時期です。この時期を過ぎても続くと、歯並びへの影響が出やすくなります。

なぜ3歳が目安なのか?

3歳頃は以下のような理由から、指しゃぶりの「区切り」として重要な時期とされています。

  • 自我の発達:言葉でコミュニケーションが取れるようになり、ストレスを他の方法で解消できるようになる
  • 社会性の芽生え:保育園や幼稚園に通い始め、集団生活の中で自然とやめるきっかけが生まれやすい
  • 乳歯の完成:20本の乳歯が生え揃い、かみ合わせが安定する時期
  • 歯並びへの影響:この時期までなら、指しゃぶりによる歯並びの変化は自然に戻りやすい

4歳以降も続く場合の考え方

4歳を過ぎても指しゃぶりが続く場合でも、「いつもしている」のか「たまにしている」のかによって対応が変わります。

ケース 状況 影響の可能性 対応
ケースA 3歳の子が眠る時だけ指しゃぶりをする(1日1〜2時間程度) 影響は少ない 温かく見守りながら、徐々に減らす工夫をする
ケースB 3歳を過ぎても長時間、強い力で指しゃぶりを続ける 歯並びへの影響が出やすい 積極的なサポートを開始する。必要に応じて歯科医院に相談

重要なのは「頻度」と「強さ」

指しゃぶりが歯並びに与える影響は、「している・していない」という単純な話ではなく、以下の要因によって決まります。

  • 時間:1日にどれくらいの時間しているか
  • 頻度:どれくらいの頻度でしているか
  • 強さ:どれくらい強く吸っているか
  • 期間:いつから続いているか
  • 指の種類:親指か、それ以外の指か(親指は影響が大きい)

判断の目安

指しゃぶりの判断目安 - 3歳頃までは心配不要、4歳以降は回数や強さで影響が出ることがある

以下の項目に1つでも当てはまる場合は、一度歯科医院でチェックを受けることをおすすめします。

  • 4歳を過ぎても一日中頻繁に指しゃぶりをしている
  • 前歯が前に出てきた(出っ歯)、または前歯が噛み合わない(開咬)
  • 指にタコができている、または皮膚が荒れている
  • 発音に影響が出ている(サ行やタ行が不明瞭)
  • 指しゃぶり以外にも、爪噛みや唇を吸うなど、他の口腔習癖(お口や歯に関する無意識の癖)も見られる
  • やめさせようと試みているが、まったく効果がない
  • 子ども自身が「やめたい」と言っているのにやめられない

早めの相談が重要な理由

「もう少し様子を見よう」と思っているうちに、適切な対応時期を逃してしまうケースがあります。早めに相談することで以下のメリットがあります。

  • 現状の正確な把握:専門家の目で、今の状態を客観的に評価してもらえる
  • 将来予測:このまま続けた場合、どのような影響が出る可能性があるかを知ることができる
  • 適切なタイミング:いつから積極的に対処すべきかのアドバイスが得られる
  • 効果的な方法:お子さまに合った、無理のない改善方法を提案してもらえる

1つでも当てはまったら、まずは無料相談へ

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指しゃぶりのリスク①:出っ歯になりやすくなる

指しゃぶりによる出っ歯(上顎前突)のイラスト

指しゃぶりが長期間続くことで最も起こりやすいのが、「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」、一般的に「出っ歯」と呼ばれる状態です。

出っ歯になるメカニズム

指を口に入れて吸うという動作を繰り返すことで、以下のような力が歯にかかります。

  • 前方への力:指が上の前歯を前方に押し出す
  • 吸引力:吸う動作により、上の前歯がさらに前に引っ張られる
  • 持続的な圧力:長時間にわたって同じ方向に力がかかり続ける

これらの力が継続的にかかることで、上の前歯が徐々に前方に傾いていきます。

どれくらいの期間で影響が出る?

影響が出始める時期には個人差がありますが、一般的には以下のような傾向があります。

年齢・期間 指しゃぶりの状況 影響の程度
3歳頃まで たまにする程度 ほとんど影響なし。やめれば自然に戻ることが多い
4歳~5歳 長時間続けている 軽度の出っ歯が見られ始める。早めにやめれば改善の可能性あり
6歳以降 強い力で長時間続けている 明らかな出っ歯。自然には戻りにくく、矯正治療が必要になることが多い

出っ歯がもたらす問題

出っ歯は見た目の問題だけでなく、以下のような機能的な問題も引き起こします。

  • 口が閉じにくい:前歯が前に出ているため、唇を閉じにくくなります
  • 口呼吸になりやすい:口が開いた状態が続くことで、鼻呼吸ではなく口呼吸の習慣がつきやすくなります
  • 発音への影響:特にサ行の発音が不明瞭になることがあります
  • 咀嚼効率の低下:前歯でしっかり噛めないため、食事に時間がかかります
  • 前歯の怪我:転倒時などに前歯をぶつけやすく、歯が折れたり欠けたりするリスクが高まります

指しゃぶりをやめた後の回復

幸いなことに、比較的早い段階(4~5歳頃まで)に指しゃぶりをやめれば、軽度の出っ歯は自然に改善することがあります。

ただし、6歳以降も続いた場合や、強い力で長時間続けていた場合は、矯正治療が必要になる可能性が高くなります。

指しゃぶりのリスク②:前歯がかみ合わなくなる(開咬)

指しゃぶりによる開咬(前歯が噛み合わない状態)のイラスト

指しゃぶりによるもう一つの大きな影響が「開咬(かいこう)」です。開咬とは、奥歯を噛み合わせたときに、前歯の上下が接触せず、隙間が開いてしまう状態を指します。

開咬が起こるメカニズム

指しゃぶりを続けると、常に指が前歯の間に挟まった状態になります。この状態が長時間続くことで、上下の前歯が正常に接触できなくなり、隙間が開いてしまうのです。

特に、親指を吸う場合、親指の形状により前歯の間に大きな隙間ができやすく、開咬のリスクが高まります。親指は他の指に比べて太く、吸う時に前歯の間をしっかりと押し広げてしまうためです。

開咬は、見た目の問題だけでなく、日常生活のさまざまな場面で不便をもたらします。例えば、麺類を食べる時、前歯で麺を噛み切れないため、すすることができません。また、サンドイッチやおにぎりを前歯でかじることも難しくなります。

開咬がもたらす問題

  • 咀嚼(そしゃく)の困難:前歯で食べ物を噛み切ることができません
  • 発音の問題:サ行・タ行の発音が不明瞭になります(次の項目で詳しく説明)
  • 見た目:前歯が開いているので、笑顔が不自然になります
  • 口呼吸:前歯が噛み合わないため、口が開きやすく口呼吸になりがちです
  • 奥歯への負担:前歯で噛めない分、奥歯に過度な負担がかかります

開咬と発音の関係

開咬は、言葉の発音、特に舌を上下の歯の間に出す必要がある音(「サ」「ス」「セ」「ソ」「タ」「テ」「ト」など)の発音に影響を与えます。

  • サ行の発音:舌を歯の隙間から出してしまい、「サ」が「シャ」のように聞こえることがあります
  • タ行の発音:舌が正しい位置につかず、「タ」が「ダ」のように聞こえることがあります
  • ラ行の発音:舌を上顎につける位置が定まらず、不明瞭な発音になることがあります。

これらの発音の問題は、コミュニケーションに影響を与え、お子さまの自信を損なう可能性があります。

開咬の改善可能性

幸いなことに、4〜5歳頃までに指しゃぶりをやめれば、軽度の開咬は自然に改善することが多いです。ただし、6歳以降も続く場合は、矯正治療が必要になる可能性が高くなります。

開咬と口呼吸の悪循環

開咬により常に口が開いた状態になると、口呼吸の習慣がつきやすくなります。口呼吸は以下のような問題を引き起こす可能性があります。

  • 口内環境の悪化:口の中が乾燥し、虫歯や歯周病のリスクが高まる
  • 免疫力の低下:のどを痛めやすくなり、風邪をひきやすくなる
  • 睡眠の質への影響:いびきや睡眠時無呼吸のリスクが高まる
  • 顔の発達への影響:いわゆる「アデノイド顔貌」(面長で顎が細い顔立ち)になることがある
  • 集中力の低下:脳への酸素供給が不十分になり、学習能力に影響することがある

歯並びへの影響が心配な方へ

指しゃぶりによる歯並びの変化は、早期発見・早期対応が重要です。
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指しゃぶり以外に注意すべき口腔習癖

指しゃぶりに気をつけるあまり、他の「口腔習癖(こうくうしゅうへき)」を見落としてしまうことがあります。口腔習癖とは、お口や歯に関する無意識の癖のことです。

実は、指しゃぶり以外にも歯並びや顎の成長に影響を与える習癖がいくつかあります。

①爪噛み

不安やストレスを感じた時に爪を噛む癖があるお子さまは少なくありません。

爪噛みの影響:

  • 出っ歯:前歯が前方に押し出される
  • 前歯のすり減り:歯の先端が不自然に削れる
  • 歯根への負担:前歯の根っこに過度な力がかかる
  • 衛生面:爪に付着したばい菌が口に入るリスク

②唇を吸う・噛む癖

特に下唇を吸ったり噛んだりする癖は、指しゃぶりと同様の影響をもたらします。

唇を吸う癖の影響:

  • 出っ歯:上の前歯が前に押し出される
  • 下顎の後退:下唇に継続的な圧力がかかることで、下顎の成長が抑制されます
  • 唇の荒れ:繰り返し吸うことで、唇が赤く腫れたり荒れたりします

③舌を前に出す癖(舌突出癖)

話す時や飲み込む時、あるいは何もしていない時でも、舌を前歯の間に押し出す癖があります。これは「舌突出癖(ぜつとっしゅつへき)」や「舌癖(ぜつへき)」とも呼ばれ、無意識に舌で歯を押してしまう癖のことです。

舌突出癖の影響:

  • 開咬:舌の力で前歯が押し開かれ、上下の前歯が噛み合わなくなります
  • 発音の問題:サ行・タ行が不明瞭になります
  • 矯正治療の妨げ:矯正治療をしても、舌癖があると後戻り(せっかく整えた歯並びが元に戻ってしまうこと)しやすくなります

④頬杖をつく癖

テレビを見ている時や勉強している時などに頬杖をつく癖も、歯並びに影響します。

頬杖の影響:

  • 顔の歪み:継続的に同じ方向から力がかかることで、顔が左右非対称になることがあります
  • 顎関節への負担:顎関節症のリスクが高まります
  • 歯並びのずれ:圧力がかかる側の歯が内側に傾くことがあります

⑤口呼吸

口呼吸は、指しゃぶりや開咬から二次的に起こることが多い習癖です。

口呼吸の影響:

  • 歯並びへの影響:出っ歯、受け口、開咬などを引き起こす可能性があります
  • むし歯リスク:口内が乾燥し、唾液の自浄作用が低下します
  • 免疫力の低下:風邪をひきやすくなります
  • 顔の発達への影響:いわゆる「アデノイド顔貌」(面長で顎が細い顔立ち)になりやすくなります
  • 集中力の低下:脳への酸素供給が不十分になり、学習に影響することがあります

口呼吸の改善には、鼻呼吸のトレーニングやMFT(口腔筋機能療法)が効果的です。また、アレルギー性鼻炎や扁桃肥大(へんとうひだい:喉の奥にある扁桃が腫れて大きくなっている状態)など、鼻呼吸を妨げる原因がある場合は、耳鼻咽喉科での治療も必要になります。

各口腔習癖の影響:比較表

口腔習癖 主な影響 特に注意すべき点
爪噛み 出っ歯
前歯のすり減り
歯根への負担
衛生面のリスクも高い
唇を吸う・噛む 出っ歯
下顎の後退
唇の荒れ
指しゃぶりと同様の影響
舌突出癖 開咬
発音の問題
矯正治療の後戻り
無意識なため改善が難しい
頬杖 顔の歪み
顎関節への負担
歯並びのずれ
顔の非対称につながる
口呼吸 歯並びへの影響
むし歯リスク
免疫力低下
集中力低下
全身の健康にも影響

複数の習癖が重なっている場合

要注意!

指しゃぶりと口呼吸、爪噛みと舌癖など、複数の習癖が重なっている場合は、歯並びへの影響がより大きくなります。早めに専門家に相談することをおすすめします。

これらの口腔習癖は、早期に発見して対応することが重要です。定期的な歯科検診では、歯並びだけでなく、こうした習癖の有無もチェックしています。気になる癖がある場合は、遠慮なく歯科医師にご相談ください。

これだけは避けてほしいこと

子供を強く叱る母親のイラスト - 指しゃぶりの誤った対処法

指しゃぶりをやめさせたいという気持ちから、つい以下のような対応をしてしまう保護者の方がいらっしゃいますが、これらは逆効果になることが多いので注意が必要です。

①強く叱る・怒る

「もう大きいんだから、やめなさい!」と強く叱っても、指しゃぶりはやめられません。むしろ、以下のような逆効果を生むことがあります。

  • 不安の増大:叱られることで不安が増し、かえって指しゃぶりが増える
  • 隠れてする:親の目を盗んで隠れて指しゃぶりをするようになる
  • 自己肯定感の低下:「自分はダメな子だ」と思い込んでしまう
  • 親子関係の悪化:信頼関係が損なわれる可能性がある

なぜ叱っても効果がないのか

指しゃぶりは、本人の意志でコントロールできない無意識の行動です。特に寝ている時の指しゃぶりは完全に無意識なので、「やめなさい」と言われてもやめられるものではありません。

②無理やり指を引き離す

指しゃぶりをしている時に、無理やり指を口から引き離すのも避けるべき対応です。

  • 恐怖心:突然引き離されることで恐怖を感じる
  • 執着の強化:禁止されることで、かえって執着が強くなる
  • 安心感の喪失:安心できる行動を奪われることで、他の問題行動が出ることがある

③指に苦い薬を塗る

市販されている「指しゃぶり防止用の苦い薬」を塗る方法も、あまりおすすめできません。

  • 一時的な効果:薬を塗っている間だけの効果で、根本的な解決にはなりません
  • 不信感:親に対する不信感を抱くことがある
  • 他の指への移行:親指がダメなら他の指を吸うようになることがある

④恥ずかしいと言う

「そんなことしてたら恥ずかしいよ」「赤ちゃんみたいだね」といった言葉も避けるべきです。

  • 自尊心の低下:自分を恥ずかしい存在だと思い込んでしまう
  • 他人の目を気にする:過度に他人の評価を気にする性格になることがある
  • 隠れて行う:人前ではやめても、一人の時に余計にするようになる

⑤他の子と比較する

「◯◯ちゃんはもうやめてるのに」といった比較も逆効果です。

  • 劣等感:自分は他の子より劣っていると感じる
  • プレッシャー:過度なプレッシャーが逆にストレスとなり、指しゃぶりが増える
  • 友達関係への影響:比較された相手を嫌いになることがある

💡 では、どうすればいいの?

次のセクション「今日からできること」で、無理なく、楽しく指しゃぶりを卒業できる方法をご紹介します。

今日からできること

笑顔で子供と向き合う母親のイラスト - 指しゃぶり改善の正しいアプローチ

それでは、具体的にどのような方法で指しゃぶりを卒業していけばよいのでしょうか。ここでは、今日から始められる効果的な方法をご紹介します。

①手を使う遊びを増やす

指しゃぶりをする時間を減らす最も効果的な方法は、手を使う遊びを増やすことです。

おすすめの遊び:

  • 粘土遊び:こねたり、形を作ったり、手をたくさん使います
  • お絵かき・塗り絵:クレヨンや色鉛筆を持つことで、指が忙しくなります
  • ブロック遊び:集中して組み立てることで、指しゃぶりを忘れます
  • 折り紙:手先を使う動作が多く、指しゃぶりの時間が減ります
  • お手伝い:野菜を洗う、お皿を並べるなど、簡単なお手伝いも効果的

年齢別おすすめ活動

年齢 おすすめの活動
3〜4歳 粘土、折り紙、パズル、ごっこ遊び
5歳以上 工作、料理のお手伝い、楽器演奏、スポーツ

②たっぷりスキンシップをとる

指しゃぶりは、不安や寂しさを紛らわせる行動でもあります。親とのスキンシップを増やすことで、心が満たされ、指しゃぶりが減ることがあります。

  • 抱っこの時間を増やす:特に眠る前のスキンシップは効果的
  • 絵本の読み聞かせ:膝の上に座らせて、ゆっくり読んであげる
  • マッサージ:背中や手足を優しくさすってあげる
  • 一緒に遊ぶ時間:テレビを消して、お子さまと向き合う時間を作る

③褒めて励ます

指しゃぶりをしていない時を見つけたら、たくさん褒めてあげましょう。

効果的な褒め方:

  • 「今日は指しゃぶりしないで頑張ったね!」と具体的に褒める
  • 「お兄さん(お姉さん)になったね」と成長を認める
  • 「ママ、嬉しいな」と親の気持ちを伝える
  • カレンダーにシールを貼るなど、視覚的に成功を確認できる工夫をする

④本人の「やめたい」気持ちを大切にする

お子さま自身が「指しゃぶりをやめたい」と思うことが、卒業への第一歩です。

  • 絵本を活用:指しゃぶりをテーマにした絵本を一緒に読む
  • 目標設定:「3歳の誕生日までにやめようね」など、具体的な目標を決める
  • 一緒に決める:「いつまでにやめる?」とお子さまと一緒に目標を決める

⑤環境を整える

指しゃぶりをしやすい環境を減らす工夫も効果的です。

  • テレビの時間を減らす:ぼんやりテレビを見ている時に指しゃぶりをしやすい
  • 退屈な時間を減らす:することがない時間に指しゃぶりをしやすい
  • 手袋をする:寝る時に薄手の手袋をすることで、無意識の指しゃぶりを防ぐ(冬季限定)

⑥歯科医院でサポートを受ける

家庭での努力だけでは難しい場合、歯科医院でのサポートも効果的です。

  • 専門家からの説明:歯科医師から直接、歯並びへの影響を説明してもらう
  • 定期的な励まし:歯科検診のたびに「頑張ってるね」と励ましてもらう
  • 口腔習癖除去装置:本人の意志があれば、装置を使ったサポートも可能
  • MFT(口腔筋機能療法):正しい舌の使い方や口の周りの筋肉のトレーニング

段階的なアプローチ

一度にすべてをやめようとせず、段階的に減らしていく方法も効果的です。

段階的アプローチの例:

  • ステップ1:日中の指しゃぶりを減らす(まずは家の中だけ)
  • ステップ2:外出先では指しゃぶりをしない
  • ステップ3:眠る時の指しゃぶりを減らす(入眠時のみOK)
  • ステップ4:完全に卒業

長期戦を覚悟する

指しゃぶりの卒業は、1週間や1ヶ月で達成できるものではありません。数ヶ月から1年程度かかることもあります。焦らず、お子さまのペースに合わせて、長い目で見守ることが大切です。

🌟 一番大切なこと

「指しゃぶりをやめさせること」が目的ではなく、「お子さまが安心して、自信を持って成長できること」が本当の目的です。温かく見守りながら、適切なタイミングで適切なサポートをしてあげてください。

指しゃぶりをやめた後、歯並びは自然に治りますか?

「指しゃぶりをやめれば、出っ歯や開咬は自然に治るのでしょうか?」これは、保護者の方から最もよく寄せられる質問の一つです。

年齢による違い

結論から言うと、早くやめるほど自然に改善する可能性が高いです。ただし、年齢や歯並びの状態によって、改善の見込みは大きく異なります。

やめた年齢 歯並びの変化の程度 自然改善の可能性 対応
3歳頃まで 軽度の変化 自然に治ることが多い 経過観察のみでOK
4〜5歳 中等度の変化
(軽度の出っ歯や開咬)
数ヶ月から半年程度で目に見えて改善することが多い 定期的に歯科検診を受けて経過観察。必要に応じてMFT(口腔筋機能療法)を検討
6歳以降 顕著な変化
(明らかな出っ歯や開咬)
自然改善は難しい 小児矯正の検討が必要

自然に改善しやすいケース

  • 年齢が若い:4〜5歳までにやめた場合
  • 変化の程度が軽い:前歯が少し傾いている程度
  • 口腔機能が正常:唇をしっかり閉じられる、正しく飲み込める、鼻呼吸ができる
  • 骨格的な問題がない:上下の顎のバランスが良い

自然改善が難しいケース

  • 6歳以降もやめられない:永久歯が生えてくる時期まで続いた
  • 変化の程度が大きい:前歯の間に大きな隙間がある
  • 複合的な問題:指しゃぶりだけでなく、口呼吸や舌癖もある
  • 骨格的な問題:上下の顎のバランスが悪い

自然改善を促すためにできること

指しゃぶりをやめた後、自然な改善を促すために以下のことができます。

  • 鼻呼吸を習慣化する:口を閉じて鼻で呼吸する練習をする
  • 正しい舌の位置を覚える:舌の先を上の前歯の少し後ろ(スポット)に置く
  • 唇の力を鍛える:「あいうべ体操」などで口の周りの筋肉を鍛える
  • 正しい飲み込み方を練習する:舌を上顎につけて飲み込む練習をします

小児矯正が必要になるケース

自然改善が難しいと判断された場合、小児矯正(1期治療)を検討することになります。小児矯正は、成長期の子どもの顎の成長を利用して行う矯正治療で、以下のようなメリットがあります。

メリット 詳細
顎の成長をコントロールできる
  • 成長中の顎の骨の柔軟性を利用し、正しい方向に誘導できます。
  • 出っ歯や受け口などの骨格的な問題を改善し、顔のバランスを整えます。
機能的な問題を改善する
  • 正しい噛み合わせにすることで、発音や呼吸(口呼吸の改善)、嚥下(飲み込み)の機能向上に繋がります。
  • 舌癖や指しゃぶりなどの悪癖の改善も目指せます。
将来の負担を軽減する
  • 成長を利用して土台を作ることで、本格的な大人の矯正治療の負担(期間・費用)を減らせる場合があります。
  • 早期に問題を発見し対応することで、より複雑な治療を避け、健全な発育を促します。

経過観察の重要性

指しゃぶりをやめた後も、定期的に歯科医院で経過を診てもらいます。

経過観察のポイント:

  • 初期(数週間程度):指しゃぶりが本当にやめられているか確認
  • 中期(数ヶ月程度):歯並びに変化が見られるか観察
  • 半年前後:自然改善の傾向を評価
  • 長期(1年前後):矯正治療の必要性を最終判断

💡 経過観察は「待つ」ことではありません

経過観察とは、「何もせずただ待つ」ことではなく、「適切なタイミングで適切な対応ができるよう、専門家が継続的にチェックする」ことです。安心して定期検診を受けてください。

お困りの際はご相談ください

青葉台リオ歯科・矯正歯科での小児歯科相談の様子 笑顔で子供と向き合う母親のイラスト – 指しゃぶり改善の正しいアプローチ

家庭でのサポートだけでは難しい場合、歯科医院でも専門的なサポートを受けることができます。

歯科医院でできるサポート

4歳以降も指しゃぶりが続く場合、歯科医院では以下のようなサポートを提供できます。

専門的なサポート内容:

  • 口腔習癖除去装置:歯に装着する専用の装置で、指しゃぶりの習慣を物理的に防ぎます
  • MFT(口腔筋機能療法):舌や口の周りの筋肉のトレーニングを通じて、正しい口の使い方を身につけます
  • 行動療法のアドバイス:専門家の視点から、ご家庭での対応方法をアドバイスします
  • 定期的な経過観察:歯並びへの影響をモニタリングし、必要に応じて早期に対応します

口腔習癖除去装置とは

口腔習癖除去装置は、上顎に装着する取り外し可能な装置で、指を口に入れても吸いにくくすることで、自然と指しゃぶりをやめられるようサポートします。

この装置は無理やりやめさせるものではなく、本人の「やめたい」という気持ちをサポートする道具として活用します。そのため、子ども自身が指しゃぶりをやめたいと思っていることが重要です。

MFT(口腔筋機能療法)について

MFTは、舌の位置や唇の閉じ方、飲み込み方など、口の周りの筋肉の正しい使い方をトレーニングする方法です。

指しゃぶりをやめた後も、舌の位置が悪かったり、口呼吸の癖が残っていたりすると、歯並びの改善が進みません。MFTでは、これらの悪習癖を改善し、正しい口腔機能を獲得することを目指します。

MFTの具体的なトレーニング内容には、以下のようなものがあります。

トレーニング項目 内容 期待される効果
舌のポジショニング 正しい舌の位置(スポットポジション:上の前歯の少し後ろ)を覚え、常にその位置に舌を置く練習 歯並びを内側から支える、飲み込み方の改善
唇の閉鎖訓練 唇を軽く閉じた状態を保つ練習。「あいうべ体操」なども効果的 口呼吸の改善、口の周りの筋肉強化
正しい飲み込み方の習得 舌を使って正しく飲み込む練習 歯への不要な圧力を減らす、顎の正しい発達
鼻呼吸の習慣化 口を閉じて鼻で呼吸する練習 全身の健康改善、歯並びの安定

これらのトレーニングは、ゲーム感覚で楽しく取り組めるように工夫されており、多くのお子さまが前向きに取り組んでいます。

無理なく卒業できた事例も多数

専用の装置やトレーニングを用いることで、保護者が叱ることなく、子ども自身が「やめられた!」という達成感を持って卒業できるケースがたくさんあります。

相談のタイミング

以下のような場合は、早めに歯科医院に相談することをおすすめします。

  • 年齢による判断:4歳を過ぎても一日中頻繁に指しゃぶりをしている
  • 見た目の変化:既に前歯の傾きや隙間が目に見えて変化している
  • 家庭での限界:家庭での対応だけでは改善が見られない
  • 本人の意志:子どもが指しゃぶりをやめたいと言っているのにやめられない
  • 発音の問題:サ行やタ行の発音に影響が出ている
  • 指の状態:指にタコができている、皮膚が荒れている
  • 食事の困難:前歯で噛み切れない、麺類が食べにくいなどの症状がある

青葉台リオ歯科・矯正歯科では
お子さまの健やかな成長をサポートします

指しゃぶりについてのご相談はもちろん、お子さまの歯並びや口腔習癖について、専門的な視点からアドバイスいたします。一人ひとりのお子さまに合わせた無理のないサポート方法をご提案します。

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よくある質問

Q1. おしゃぶりと指しゃぶり、どちらが良いですか?

A. どちらにも長所と短所があります。

おしゃぶりの長所は、やめさせたい時に物理的に取り上げることができる点です。また、指しゃぶりに比べて吸う力が弱いため、歯への影響が少し小さいとも言われています。

一方、指しゃぶりは赤ちゃんの自然な発達過程の一部であり、落としたり失くしたりする心配がありません。

いずれにしても、3歳頃までには卒業することが望ましい点は同じです。

Q2. 夜寝る時だけ指しゃぶりをしています。これも問題ですか?

A. 4歳までであれば、眠る時だけの指しゃぶりは過度に心配する必要はありません。

ただし、5歳以降も続く場合や、眠っている間ずっと吸い続けている場合は、歯並びへの影響が出る可能性があります。一度歯科医院でチェックを受けることをおすすめします。

Q3. 兄弟で指しゃぶりをやめるのに差があります。同じように育てているのに、なぜでしょう?

A. 指しゃぶりのやめやすさには個人差があり、これは性格や発達段階によって異なります。

敏感な子、慎重な子は、安心感を得るために指しゃぶりに頼りやすい傾向があります。また、下の子は上の子の真似をして早くやめることもあれば、逆に甘えたくて長く続けることもあります。

兄弟間で比較せず、それぞれのペースを尊重することが大切です。

Q4. 指しゃぶりをやめさせるための手袋は効果がありますか?

A. 手袋は一時的な対策としては有効ですが、根本的な解決にはなりません。

手袋をすることで物理的に指しゃぶりができなくなりますが、手袋を外せば再び始めてしまうことがほとんどです。むしろ、手を使う遊びを増やす、スキンシップを取る、褒めて励ますといった、ポジティブなアプローチの方が長期的には効果的です。

ただし、就寝時に限って薄手の手袋を使用することで、無意識の指しゃぶりを防ぐのは一つの方法です。

Q5. 保育園の先生に「指しゃぶりをやめさせてください」と言われました。どうすればいいですか?

A. まずは冷静に状況を確認しましょう。

保育園でどのくらいの頻度で指しゃぶりをしているのか、他の子どもとのやり取りに影響が出ているのかなど、具体的な状況を先生に聞いてみてください。

その上で、家庭でできる対策を少しずつ始めましょう。また、「今、少しずつ減らす努力をしています」と先生に伝えることで、保育園側も理解してくれることが多いです。

急激にやめさせようとするとストレスが増え、かえって指しゃぶりが増えることがあります。焦らず、段階的に取り組むことが大切です。

Q6. 指しゃぶりをやめたのに、また再開してしまいました。どうすればいいですか?

A. 一度やめても、ストレスや環境の変化で再開することはよくあります。

叱ったり、がっかりした様子を見せたりせず、「また頑張ろうね」と優しく励ましてあげてください。再開の原因を考え、ストレスの原因があればそれを取り除く努力をしましょう。

例えば、弟や妹が生まれた、保育園に入った、引っ越したなどの大きな環境変化があった場合、一時的に指しゃぶりが復活することがあります。これは一時的なものですので、温かく見守りながら、適切なサポートを続けてください。

Q7. 歯医者さんで「様子を見ましょう」と言われました。本当に何もしなくていいのでしょうか?

A. 「様子を見る」は「何もしない」という意味ではありません。

歯科医師が「様子を見ましょう」と言う場合、以下の意味が含まれています。

  • 今すぐ積極的な治療は必要ない
  • ただし、定期的にチェックを受けることが重要
  • 家庭では生活習慣の改善や悪習癖の改善を続けてほしい
  • 適切な治療開始時期を見極めるため、継続的に観察が必要

不安な場合は、「具体的にどのくらいの頻度でチェックを受ければいいですか?」「家庭で気をつけることはありますか?」と質問してみてください。

Q8. 指しゃぶりと歯ぎしり、両方ある場合はどう対処すればいいですか?

A. 指しゃぶりと歯ぎしりが両方ある場合、まずは歯科医院で相談してください。

歯ぎしりは、ストレスや噛み合わせの問題、睡眠の質などさまざまな原因が考えられます。指しゃぶりによる歯並びの変化が歯ぎしりを引き起こしている可能性もあります。

専門家が状況を評価し、適切な対処法(マウスピースの使用、生活習慣の改善など)を提案してくれます。

Q9. 指しゃぶりをしていない時間が増えてきました。もうすぐやめられそうですが、最後の一押しは何ですか?

A. 素晴らしい進歩ですね!最後の一押しとして以下を試してみてください。

  • 目標設定:「◯◯ちゃんの誕生日までにやめようね」など、具体的な目標を設定
  • ご褒美:「1週間指しゃぶりしなかったら、好きなシールを買いに行こう」など、小さなご褒美を設定
  • カレンダー記録:指しゃぶりしなかった日にシールを貼り、視覚的に成功を確認
  • 歯科医院での励まし:歯科医師から直接「頑張ってるね!」と言ってもらう

ただし、焦りすぎず、お子さまのペースを大切にしてください。

Q10. 指しゃぶりをやめた後、別の癖(爪噛みなど)が出てきました。大丈夫でしょうか?

A. 指しゃぶりの代わりに別の行動が出ることは珍しくありません。

指しゃぶりをやめた後、一時的に爪噛みや髪をいじる、タオルを握りしめるなどの行動が見られることがあります。これは、指しゃぶりで得ていた安心感を別の方法で得ようとしているためです。

多くの場合、時間とともに自然に減っていきますが、以下のような対応が効果的です。

  • スキンシップを増やして安心感を与える
  • 新しい趣味や遊びを提供する
  • 強く叱らず、代わりの行動を提案する

ただし、爪噛みなど歯並びに影響する癖の場合は、早めに歯科医院に相談することをおすすめします。

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まとめ

小児歯科医による子供の歯並びチェック - 青葉台リオ歯科

指しゃぶりについて知っておきたい大切なポイント

  • 3歳頃までは過度に心配しなくてOK
    多くの子どもは自然に卒業します。無理にやめさせようとせず、温かく見守りましょう。
  • 4歳以降は様子を見ながらサポートを
    「完全にやめているか」より「頻度と強さ」が重要。状況に応じて適切な対応を考えましょう。
  • 強く叱ったり無理に引き離すのは逆効果
    不安が増してかえって指しゃぶりが増える可能性があります。
  • 「やめさせる」より「心を満たす」アプローチを
    手を使う遊びを増やす、安心できる時間を増やす、できたら褒めるなど、ポジティブな方法で。
  • 不安なときは、早めにご相談を
    専門家のサポートを受けることで、無理なく卒業できるお子さんもたくさんいます。

指しゃぶりは、多くの子どもが経験する自然な行動です。焦らず、お子さまの成長に寄り添いながら、適切なタイミングで適切なサポートをすることが大切です。

早めに正しい知識を持って対応することで、将来の歯並びへの影響を最小限に抑え、お子さまの健やかな成長をサポートできます。

一人で悩まず、些細なことでもお気軽に歯科医院にご相談ください。私たち青葉台リオ歯科・矯正歯科は、保護者の皆さまと一緒に、お子さまの笑顔を守るお手伝いをいたします。

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