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2025.12.26

妊娠中に歯医者へ行くべき?【安定期の歯科受診完全ガイド2025】

妊娠中に歯医者へ行くべき?【安定期の歯科受診完全ガイド2025】横浜市青葉台

妊娠したら歯医者に行くべき?安定期の歯科受診で守るママと赤ちゃんの健康

「妊娠中に歯医者へ行っても大丈夫?」「レントゲンや麻酔は赤ちゃんに影響しない?」妊娠がわかると、多くの妊婦さんがこのような不安を抱えています。つわりで体調が優れない時期に、わざわざ歯医者へ行くのは気が進まないという方も多いでしょう。

しかし、実は妊娠中こそ歯科受診が重要な時期なのです。妊娠中はホルモンバランスの変化やつわりの影響で、お口のトラブルが起きやすくなります。さらに近年の研究では、歯周病が早産や低体重児出産のリスク要因になることも明らかになってきました。

この記事では、妊娠中の歯科受診がなぜ必要なのか、いつ受診すればよいのか、レントゲンや麻酔は本当に安全なのか、そして出産後の赤ちゃんへの影響まで、歯科医師の視点から詳しくお答えします。ママと赤ちゃんの健康を守るために、ぜひ最後までお読みください。

こんな不安、ありませんか?

妊娠中の歯科受診に不安を抱える妊婦さんと歯科医師が相談している様子

妊娠がわかってから、歯科受診を迷っている妊婦さんはとても多くいらっしゃいます。「今はガマンでいいか」と後回しにしてしまう妊婦さんも少なくありません。

  • つわりでしんどいのに歯医者はムリ…
  • レントゲンや麻酔って赤ちゃんに大丈夫?
  • 妊娠中は治療しない方がいいって聞いた…

そんな不安から、「今はガマンでいいか」と後回しにしてしまう妊婦さんは多いです…

このような不安を抱えるのは、とても自然なことです。妊娠初期はつわりのピークで、歯磨きをするだけでも吐き気を催す方が少なくありません。「こんな状態で歯医者の椅子に座って治療を受けるなんて考えられない」と感じるのは当然のことです。

また、レントゲンの放射線や麻酔の影響について心配される方も多いでしょう。大切な赤ちゃんのことを思えば、慎重になるのは親として当たり前の感情です。

しかし実は、妊娠中の歯科受診に関する不安の多くは、正しい知識を持つことで解消できます。そして何より、妊娠中こそ歯科受診が重要な時期なのです。その理由を、これから詳しくご説明していきます。

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妊娠中こそ”お口チェック”が必要な理由

妊娠中のお口トラブル3つ(歯ぐきが腫れやすい・歯周病が進みやすい・むし歯になりやすい)を示す図解

妊娠中は、実はお口のトラブルが非常に起きやすい時期です。ホルモンバランスの変化やつわりの影響で、通常よりも口腔環境が悪化しやすくなっています。

妊娠中はホルモンやつわりの影響で

  • 歯ぐきが腫れやすい
  • 歯周病が進みやすい
  • むし歯になりやすい

“お口のトラブル期”です。

妊娠中は女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の分泌が急激に増加します。これらのホルモンは歯ぐきの血管を拡張させ、血流を増加させる作用があります。その結果、歯ぐきがむくみやすく、少しの刺激でも出血しやすい状態になってしまうのです。

さらに、つわりの時期は食事の回数が増えたり、間食が多くなったりすることがあります。また、吐き気のために歯磨きが十分にできないことも珍しくありません。嘔吐によって胃酸がお口の中に逆流すると、歯の表面が溶けやすくなります。

妊娠中は唾液の分泌量が減少したり、つわりで歯磨きが十分にできなかったりするため、お口の中の細菌が増えやすい環境になります。また、免疫力の低下も歯周病の進行を早める要因となります。

さらに今では、歯周病が早産リスクになることも分かってきています。

妊娠中のお口の健康は、単なる虫歯予防だけではなく、ママと赤ちゃんの全身の健康、そして妊娠の経過にも影響を及ぼす可能性があることが、近年の研究で明らかになってきました。

なぜ歯ぐきが腫れやすくなるの?

妊娠性歯肉炎のメカニズム(ホルモン増加で歯ぐきが腫れやすくなる)を説明する図解

妊娠中にお口のトラブルが起きやすい理由の一つが、「妊娠性歯肉炎」です。これは妊娠特有の歯ぐきの腫れで、多くの妊婦さんが経験する症状です。

妊娠中はホルモンが増えて歯ぐきの血管が広がり、むくみやすくなります。

妊娠すると、エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンの濃度が、妊娠前の10〜30倍にまで上昇します。これらのホルモンは、歯ぐきの細い血管を拡張させ、血管から水分が漏れやすくする作用があります。

その結果、歯ぐきに血液が集まりやすくなり、むくんだ状態になります。普段と同じ量の歯垢(プラーク:歯に付着する細菌の塊)でも、妊娠中はホルモンの影響で歯ぐきが過敏に反応してしまうのです。

赤く腫れる

少しの刺激で出血しやすい

これが「妊娠性歯肉炎」です。

同じ量の歯垢でも「前より出血が増えた…」と感じたら、それはケアが必要なサインです。放置すると、さらに歯周病へと進行するリスクが高まります。

妊娠性歯肉炎は、妊娠2〜3ヶ月頃から始まり、妊娠8ヶ月頃にピークを迎えることが多いとされています。ほとんどの場合、出産後は自然に改善しますが、妊娠中に適切なケアを行わないと、本格的な歯周病に進行してしまう可能性があります。

お口の炎症が”早産の引き金”に?

歯周病が早産リスクを高めるメカニズムを示す図解と心配そうな妊婦さん

近年の研究で、歯周病が妊娠に深刻な影響を及ぼす可能性があることが分かってきました。特に注目されているのが、歯周病と早産・低体重児出産との関連です。

重い歯周病があると

重度の歯周病がある妊婦さんは、歯周病のない妊婦さんに比べて、早産や低体重児出産のリスクが約7倍高まるという研究結果があります。これは、喫煙やアルコール摂取よりも高いリスク要因とされています。

炎症物質が血液に乗って全身を回り、子宮にも影響すると言われています。

その結果、陣痛のスイッチが早く入ってしまい

早産や低体重児出産のリスクが高まることが分かっています!

歯周病が進行すると、歯ぐきに炎症が起こり、「サイトカイン」や「プロスタグランジン」と呼ばれる炎症物質(体の中で炎症を引き起こす物質)が大量に産生されます。この炎症物質が血液に乗って全身を回り、子宮にまで届くことがあります。

本来、陣痛は出産予定日が近づいた時に、自然に分泌されるこれらの物質によって引き起こされます。しかし、歯周病による炎症物質が子宮に影響を与えると、まだ赤ちゃんが十分に成長していない時期に陣痛のスイッチが入ってしまう可能性があるのです。

早産(妊娠37週未満での出産)や低体重児出産(出生時体重2,500g未満)は、赤ちゃんの健康に様々な影響を及ぼす可能性があります。つまり、予定より早く、小さく生まれてしまうことで、呼吸器系のトラブル、感染症、発達の遅れなどのリスクが高まることが知られています。

だからこそ、妊娠を計画している段階から、お口の健康管理を始めることが理想的です。妊娠前に歯科検診を受け、必要な治療を済ませておくことで、妊娠中のトラブルを予防できます。

すでに妊娠している方も、決して遅くはありません。安定期に入ったら、できるだけ早く歯科検診を受けることをおすすめします。歯周病の早期発見・早期治療が、ママと赤ちゃんの健康を守る第一歩となります。

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歯周病チェックは安定期がベストタイミングです

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妊娠中の”歯医者タイミング”

妊娠時期別(初期・中期・後期)の歯科受診タイミングを示す3段階の図解

妊娠中の歯科受診には、適切なタイミングがあります。妊娠の時期によって、できる治療とできない治療、推奨される処置が異なるため、時期ごとのポイントを理解しておきましょう。

時期 特徴 推奨される処置
妊娠初期
(〜15週)
つわり&赤ちゃんの大事な時期
・赤ちゃんの重要な器官が形成される
・つわりがピークを迎える
・体調が不安定
検診・歯みがき指導が中心
・本格的な治療は避ける
・お口の状態をチェック
・安定期の治療計画を立てる
・急な痛みは応急処置可能
妊娠中期
(16〜27週)
安定期、治療に最適な時期
・つわりが落ち着く
・お腹もまだ大きくない
・体調が比較的安定
むし歯・歯周病の治療はここで
・むし歯治療
・歯周病治療
・歯石除去(歯ブラシでは取れない固い汚れを取る)
・抜歯も可能
・レントゲン、麻酔も使用可能
妊娠後期
(28週〜)
お腹も大きく負担大
・診療台に長時間横になるのが困難
・仰向けで気分が悪くなることがある
・身体的負担が大きい
応急処置が中心になります
・痛みや腫れへの対処
・最小限の処置のみ
・本格的治療は出産後に
・簡単な検診は可能

「つわりが落ち着いたら、安定期で受診」

麻酔・お薬・レントゲンって平気?

妊娠中でも安全な歯科治療(局所麻酔・レントゲン)の説明と笑顔の歯科医師とスタッフ

妊娠中の歯科治療における最大の不安が、「麻酔」「お薬」「レントゲン」の3つではないでしょうか。それぞれについて、科学的な根拠に基づいた正確な情報をお伝えします。

歯科の局所麻酔や必要最小限のレントゲンは

適切に行えば妊娠中でも安全とされています!

歯科の局所麻酔は安全なのか

歯科治療で使用する局所麻酔(治療する歯の周辺だけに効く麻酔)は、妊娠中でも安全に使用できるとされています。歯科で一般的に使用される局所麻酔薬(リドカインなど)は、使用量が非常に少なく、投与部位も限られているため、胎盤を通過する量はごくわずかです。

実際、日本歯科麻酔学会や日本産科婦人科学会のガイドラインでも、妊娠中の歯科治療における局所麻酔の使用は問題ないとされています。

むしろ、強い痛みをガマンしたり、自己判断で市販薬を飲む方が負担になる場合もあります。痛みを我慢することは、ストレスホルモンの分泌を促し、血圧の上昇を招くなど、ママと赤ちゃんにとって負担が大きくなります。

レントゲン撮影は赤ちゃんに影響するのか

歯科のレントゲンに対する不安も多く聞かれますが、歯科用レントゲンの放射線量は非常に微量であり、適切に防護すれば妊娠中でも安全です。

歯科用レントゲン1枚あたりの放射線量は約0.01ミリシーベルト(mSv:放射線の量を表す単位)程度です。一方、胎児に影響が出る可能性があるとされる放射線量は、妊娠初期で100ミリシーベルト以上とされています。つまり、歯科用レントゲンを1万枚以上撮影しない限り、理論上は影響が出ないレベルなのです。

さらに、歯科でレントゲンを撮影する際には、必ず鉛入りの防護エプロンを着用します。これによって、お腹の赤ちゃんへの放射線被曝はほぼゼロに近くなります。

痛み止めや抗生物質は服用しても良いのか

歯科治療後に処方される痛み止めや抗生物質についても、妊娠中に使用できる薬とできない薬があります。

薬の種類 使用できる薬 避けるべき薬
痛み止め カロナール
(成分名:アセトアミノフェン)
妊娠中でも比較的安全に使用できる
イブプロフェン等
一部の鎮痛薬は妊娠後期には使用を避けるべき
抗生物質 ペニシリン系・セフェム系
(フロモックス、メイアクトなど)
妊娠中でも使用可能
テトラサイクリン系
胎児の歯や骨の発育に影響する可能性があるため使用しない

妊娠中・何週目か

を必ず伝えていただければ安全な方法を一緒に選べます!

重要なのは、自己判断で市販薬を服用しないことです。市販の痛み止めの中には、妊娠中に適さない成分が含まれているものもあります。

歯科医師に妊娠していること、妊娠何週目かを必ず伝えていただければ、妊娠中でも安全な薬を選択して処方します。また、産科の主治医とも情報を共有しながら、安全な治療方針を立てることができます。

✅ 安全性が確認できたら、次は行動です

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妊娠中に歯のトラブルが起きたときの応急処置

妊娠中に突然、歯が痛み出したり、歯ぐきが腫れたりすることがあります。特に夜間や休日など、すぐに歯科医院に行けないときのために、自宅でできる応急処置を知っておくと安心です。

急な歯の痛みが出たときの対処法

歯が突然痛み出した場合、まずは以下の応急処置を試してみてください。

  • ✓ 痛む部分を冷やす
    濡れタオルや冷却シートを頬の外側から当てて冷やします。氷で直接冷やしすぎると逆効果になることがあるので、適度に冷やしましょう。冷やすことで血流が抑えられ、痛みが和らぐことがあります。
  • ✓ ぬるま湯で優しくうがいをする
    食べかすが詰まっていることが原因の場合、ぬるま湯でのうがいで取れることがあります。冷たい水や熱いお湯は刺激になるので避けましょう。
  • ✓ 頭を高くして安静にする
    横になるときは、頭を少し高くすると血流が抑えられ、痛みが軽減されることがあります。枕を高くするか、座った姿勢で休むと良いでしょう。
  • ✓ 痛む部分を刺激しない
    痛い歯で噛んだり、舌で触ったりするのは避けましょう。刺激を与えると痛みが増すことがあります。

歯ぐきが腫れたときの応急処置

歯ぐきが腫れて痛い場合は、以下の方法を試してみてください。

  • ✓ やわらかい歯ブラシで優しく磨く
    腫れている部分も、やわらかい歯ブラシで優しく磨きましょう。歯垢が原因で腫れている場合、清潔に保つことで症状が改善することがあります。
  • ✓ 塩水でうがいをする
    コップ一杯のぬるま湯に小さじ半分程度の塩を溶かし、優しくうがいをします。塩水には殺菌作用と抗炎症作用があり、腫れを和らげる効果が期待できます。
  • ✓ 刺激の強い食べ物を避ける
    辛いもの、熱いもの、硬いものなど、歯ぐきを刺激する食べ物は避けましょう。やわらかく、温度の低い食事を選ぶと良いでしょう。

夜間・休日に痛みが出た場合の対応

夜間や休日に急な痛みが出た場合、翌日や週明けまで待てるかどうかを判断することが大切です。

すぐに受診すべき症状

  • ✓ 顔や首まで腫れが広がっている
  • ✓ 高熱(38度以上)がある
  • ✓ 呼吸や飲み込みが困難
  • ✓ 激しい痛みで眠れない

このような症状がある場合は、夜間・休日でも救急歯科や医療機関を受診してください。お住まいの地域の休日・夜間診療所や、救急医療情報センターに問い合わせましょう。

我慢してはいけない症状

妊娠中は「我慢すればなんとかなる」と思いがちですが、以下のような症状は我慢せずに早めに歯科医院を受診してください。

  • • 3日以上続く歯の痛み
  • • 歯ぐきから膿が出ている
  • • 歯がグラグラしている
  • • 頬や顎が腫れている
  • • 出血が止まらない

これらの症状は、感染が広がっているサインかもしれません。放置すると、全身への影響も懸念されます。妊娠中だからこそ、早めの対処が大切です。

かかりつけ歯科医の緊急連絡先を確認しておく

妊娠がわかったら、かかりつけの歯科医院の緊急連絡先を確認し、携帯電話などに登録しておくことをおすすめします。また、お住まいの地域の休日・夜間診療の情報も調べておくと、いざという時に慌てずに済みます。

応急処置はあくまでも一時的な対処法です。できるだけ早く歯科医院を受診し、適切な治療を受けるようにしましょう。

お家でできる”妊娠中お口ケア”

妊娠中のお口ケア4つのポイント(出血してもやわらかいブラシで磨く・つわり時はうがいでOK・甘い飲み物をダラダラ飲まない・妊婦歯科健診の活用)を示す図解

歯科医院でのケアと同じくらい大切なのが、毎日のホームケアです。しかし、つわりや体調不良で思うように歯磨きができない日もあるでしょう。ここでは、妊娠中でも無理なく続けられるお口ケアのコツをご紹介します。

  • 出血してもやわらかいブラシで優しく磨く
  • つわりの時は、まずうがいだけでもOK
  • 甘い飲み物をダラダラ飲まない
  • 自治体の妊婦歯科健診の券があれば活用を

つわりの時期の歯磨き対策

つわりがひどい時は、歯磨き粉の匂いや味、歯ブラシが喉の奥に触れる感覚が気持ち悪く感じることがあります。そんな時は、以下の工夫を試してみてください。

  • 小さめの歯ブラシを使う
    子ども用の歯ブラシやヘッドの小さい歯ブラシを使うと、喉の奥に当たりにくく、吐き気を感じにくくなります。
  • 歯磨き粉を変える
    低刺激の歯磨き粉や、香料の少ないタイプに変えてみましょう。歯磨き粉に含まれているフッ素はむし歯予防に重要なので、できるだけ歯磨き粉を使用することをおすすめします。
  • 磨くタイミングを変える
    食後すぐは気分が悪くなりやすいので、少し時間を置いてから磨くのも一つの方法です。また、体調の良い時間帯を見つけて磨くようにしましょう。
  • うがいだけでもOK
    どうしても歯磨きができない時は、水でしっかりうがいをするだけでも、何もしないよりはずっと良いです。食後のうがいを習慣にしましょう。

出血しても優しく磨き続けること

妊娠中は歯ぐきが腫れやすく、歯磨きの際に出血することが増えます。出血すると「磨かない方がいいのかな」と思ってしまいがちですが、実はその逆です。

出血は歯ぐきに炎症がある証拠であり、歯垢が溜まっているサインです。出血を恐れて磨かないと、さらに歯垢が溜まり、炎症が悪化するという悪循環に陥ります。

やわらかめの歯ブラシを使い、優しく丁寧に磨くことが大切です。最初は出血しても、正しく磨き続けることで、徐々に歯ぐきの状態が改善し、出血も減っていきます。

食生活で気をつけたいポイント

妊娠中は食事の回数や内容が変わることが多いため、食生活にも少し気を配ることで、お口の健康を守れます。

  • 甘い飲み物をダラダラ飲まない
    つわりで何度も少しずつ食べたり飲んだりする「だらだら食べ」は、お口の中が常に酸性に傾き、むし歯のリスクを高めます。特に、糖分の入ったジュースやスポーツドリンクを頻繁に口にする習慣は要注意です。水やお茶を選ぶようにしましょう。
  • 間食後は口をゆすぐ
    食べた後に歯磨きができない時は、水で口をゆすぐだけでも効果があります。キシリトールガムを噛むのも、唾液の分泌を促し、お口の中を中和する効果があります。
  • 栄養バランスを意識する
    赤ちゃんの歯は、妊娠中からお腹の中で作られ始めます。カルシウム、ビタミンD、たんぱく質など、バランスの良い食事を心がけることで、赤ちゃんの歯の健康にもつながります。

横浜市妊婦歯科健診を無料で受けられます

✨ 青葉台リオ歯科は横浜市妊婦歯科健診実施機関に指定されています

母子手帳と一緒に配布される妊婦歯科健診の受診券をお持ちいただければ、無料で歯科健診を受けることができます。

横浜市妊婦歯科健診では、以下の内容を無料で実施しています:

  • お口の中の診察
  • むし歯のチェック
  • 歯周病のチェック
  • 歯みがき指導
  • 妊娠中のお口のケアに関するアドバイス

プロフェッショナルケアを受けることで、自分では取りきれない歯石や歯垢を除去でき、お口の健康を保ちやすくなります。受診券をお持ちの方は、ぜひこの機会にご利用ください。

完璧よりも「無理なく続けられることをコツコツ」が大事です!

出産後のお口ケアと赤ちゃんへの影響

妊娠中のお口のケアは、出産後のママと赤ちゃんの健康にも大きく影響します。出産がゴールではなく、むしろここからが本当のスタートです。産後のお口の健康管理と、赤ちゃんへの影響について知っておきましょう。

産後の歯科受診も忘れずに

出産後は育児に追われ、自分のケアが後回しになりがちです。しかし、産後も引き続き歯科検診を受けることが大切です。

授乳中も、基本的には通常の歯科治療を受けることができます。麻酔や薬については、授乳に影響しないものを選択できますので、歯科医師に授乳中であることを伝えましょう。

妊娠中に気になっていたけれど治療を先延ばしにしていた箇所がある場合は、産後1〜2ヶ月を目安に受診することをおすすめします。

👶 青葉台リオ歯科では託児サービスをご用意しています

「赤ちゃんを連れて歯医者に行けない」という産後ママの不安を解消します。保育士資格を持つスタッフが、治療中、赤ちゃんを安全にお預かりしますので、ママは安心して治療に専念していただけます。

  • 保育士資格を持つ専門スタッフが対応
  • 治療中、赤ちゃんを安全にお預かり
  • 事前予約制で確実にご利用いただけます
  • ママが安心して治療に集中できる環境

託児サービスをご希望の方は、ご予約時にお申し付けください。

赤ちゃんのお世話が少し落ち着いたタイミングで、ママ自身の健康管理にも目を向けましょう。

産後の歯科受診のポイント
受診時期 産後1〜2ヶ月頃から受診可能
局所麻酔 授乳中でも安全に使用できる
処方薬 授乳に配慮したものを選択できる
心配な場合 治療後3〜4時間あけてから授乳する方法もある

赤ちゃんのお口の健康はママから始まる

実は、むし歯や歯周病の原因菌は、周囲の大人から赤ちゃんに感染することが知られています。特に、ママとの接触が多いため、ママのお口の健康状態は赤ちゃんにも影響します。

生まれたばかりの赤ちゃんのお口には、むし歯菌はいません。お口の中は無菌状態で生まれてきます。しかし、成長過程で周囲の大人から菌が移ることで、むし歯になるリスクが生まれます。

ママのお口の健康が赤ちゃんを守る

赤ちゃんへのむし歯菌感染を防ぐために最も効果的なのは、ママ自身がお口の健康を保つことです。ママのお口の中のむし歯菌が少なければ、赤ちゃんへの感染リスクも大幅に減らすことができます。

ママができること
定期的な歯科検診 むし歯や歯周病を早期発見・治療する
毎日のケア 歯磨きとフロスでお口を清潔に保つ
キシリトールの活用 むし歯菌の数を減らすキシリトールガムを活用する
健康的な食生活 バランスの良い食事でお口の環境を整える

研究によると、ママのお口の中のむし歯菌が少ないほど、赤ちゃんへの感染時期が遅くなり、将来的なむし歯のリスクも低くなることが分かっています。

家族みんなでお口の健康を

赤ちゃんが生まれたら、家族全員でお口の健康を意識することが理想的です。パパや上のお子さん、おじいちゃん・おばあちゃんなど、赤ちゃんと接する機会が多い人も、一緒に歯科検診を受ける習慣をつけることで、家族みんなの健康を守ることができます。

青葉台リオ歯科では、ママと赤ちゃん、そしてご家族みんなのお口の健康をサポートしています。妊娠中から産後、お子様の成長期まで、長期的に寄り添ったケアを提供していますので、安心してご相談ください。

赤ちゃんの歯が生える前からのケア

赤ちゃんの歯が生える前から、お口のケアを始めることができます。

時期 ケア方法
歯が生える前
(0〜6ヶ月頃)
  • 授乳後や離乳食後に、濡れたガーゼで歯ぐきを優しく拭く
  • お口の中を触られることに慣れさせる
  • 赤ちゃんの機嫌の良い時に、遊びながら行う
歯が生え始めたら
(6ヶ月〜)
  • やわらかい乳児用歯ブラシで優しく磨く
  • 1000ppmFのフッ素入り歯磨き粉の使用が推奨されています
  • 1日1回、就寝前に磨く習慣をつける
  • 1歳頃を目安に初めての歯科検診を受ける

妊娠中からしっかりとケアをして、親子で健康なお口を目指しましょう。ママのお口の健康が、赤ちゃんの未来の健康につながっています。

青葉台リオ歯科は横浜市妊婦歯科健診実施機関です

青葉台リオ歯科の医院情報・診療時間・スタッフ集合写真とスマートフォンでのWEB予約画面

✨ 妊婦歯科健診が無料で受けられます!

当院は横浜市妊婦歯科健診実施機関に指定されています。母子手帳と一緒に配布される妊婦歯科健診受診券をお持ちいただければ、費用負担なく歯科健診を受けることができます。

横浜市妊婦歯科健診の内容

検診項目 内容
お口の中の診察 歯や歯ぐきの状態を丁寧にチェックします
むし歯のチェック 初期のむし歯も見逃しません
歯周病のチェック 妊娠性歯肉炎や歯周病の有無を確認します
歯みがき指導 妊娠中の効果的な歯磨き方法をアドバイス
お口のケア相談 つわり時のケア方法など、妊娠中の悩みにお答えします

受診方法

📋 お持ちいただくもの

  • 母子健康手帳
  • 横浜市妊婦歯科健診受診券
  • 健康保険証

受診期間:妊娠中に1回(安定期がおすすめです)

⚠️ 受診券をお忘れの場合は自費診療となりますので、必ずお持ちください

横浜市妊婦歯科健診は、ママと赤ちゃんの健康を守るための大切な制度です。せっかくの無料受診の機会ですので、ぜひご活用ください。

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よくある質問(FAQ)

妊娠中の歯科受診について、多くの妊婦さんから寄せられる質問をまとめました。

Q1. 妊娠初期でもどうしても歯が痛い場合、治療を受けても大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。妊娠初期でも、急な痛みや腫れがある場合は、我慢せずに歯科医院を受診してください。痛みを我慢することの方が、ストレスとなりママと赤ちゃんにとって良くありません。歯科医師に妊娠していることと週数を伝えれば、応急処置や痛みを和らげる治療を安全に行うことができます。本格的な治療が必要な場合は、安定期まで待つこともできます。
Q2. つわりで歯磨きができない日が続いています。むし歯にならないか心配です。
つわりの時期は無理をせず、できる範囲でケアしましょう。歯磨きができない時は、水やお茶でしっかりうがいをするだけでも効果があります。また、小さめの歯ブラシを使う、歯磨き粉を使わない、体調の良い時間帯に磨くなどの工夫も試してみてください。完璧を目指すよりも、できることを続けることが大切です。つわりが落ち着いたら、歯科検診を受けてお口の状態をチェックしましょう。
Q3. 授乳中も歯科治療を受けられますか?麻酔や薬は赤ちゃんに影響しませんか?
授乳中でも、基本的には通常の歯科治療を受けることができます。局所麻酔は母乳への移行がほとんどなく、授乳に影響しません。また、歯科で処方される痛み止めや抗生物質も、授乳中に使用できる薬を選択できます。歯科医師に授乳中であることを伝えていただければ、安全な薬を処方いたします。心配な場合は、治療後3〜4時間あけてから授乳するという方法もあります。
Q4. 妊娠中に親知らずを抜いても大丈夫ですか?
妊娠中期(安定期)であれば、親知らずの抜歯も可能です。ただし、抜歯は外科処置になるため、緊急性が高い場合を除いて、できれば妊娠前や出産後に行うことをおすすめします。親知らずが腫れて痛みがある場合は、まず炎症を抑える治療を行い、抜歯が必要かどうかは状態を見て判断します。妊娠を計画している方は、事前に親知らずのチェックを受けておくと安心です。
Q5. 歯ぐきから出血するようになりました。歯周病でしょうか?
妊娠中はホルモンの影響で、歯ぐきが腫れやすく出血しやすくなります。これは「妊娠性歯肉炎」と呼ばれる症状で、多くの妊婦さんが経験します。ただし、放置すると本格的な歯周病に進行する可能性があります。出血があっても、やわらかめの歯ブラシで優しく丁寧に磨き続けることが大切です。安定期に入ったら、歯科検診を受けて、歯石除去などのプロフェッショナルケアを受けることをおすすめします。
Q6. 妊娠してから甘いものが食べたくなります。むし歯が心配です。
妊娠中は味覚が変化し、甘いものや酸っぱいものを好む傾向があります。甘いものを食べること自体は問題ありませんが、「だらだら食べ」は要注意です。お口の中が常に酸性に傾き、むし歯のリスクが高まります。おやつは時間を決めて食べ、食後は水で口をゆすぐか、可能であれば歯磨きをしましょう。また、キシリトールガムを噛むのも効果的です。定期的な歯科検診でむし歯の早期発見を心がけましょう。
Q7. 市販の痛み止めを飲んでも大丈夫ですか?
市販の痛み止めには、妊娠中に適さない成分が含まれているものもあるため、自己判断での服用は避けてください。歯の痛みがある場合は、まず歯科医院に相談しましょう。歯科医師が妊娠中でも安全な痛み止め(アセトアミノフェンなど)を処方できます。また、産科の主治医にも相談することをおすすめします。痛みを我慢し続けることの方が、ママと赤ちゃんにとって負担になる場合もあります。
Q8. 歯科医院で感染症が心配です。妊娠中でも通院して大丈夫ですか?
歯科医院では、器具の滅菌・消毒、換気、スタッフの感染対策など、厳重な感染予防対策を行っています。妊娠中の方には、予約時間の調整や、待合室での待ち時間を短くするなどの配慮も可能です。心配な場合は、予約時に妊娠中であることを伝え、どのような感染対策を行っているか確認すると良いでしょう。お口のトラブルを放置する方が、全身の健康にリスクとなる場合もあります。
Q9. 双子を妊娠しています。歯科治療を受ける際に注意点はありますか?
双子妊娠の場合、単胎妊娠よりもお腹が大きくなるのが早く、体への負担も大きくなります。診療台での姿勢がつらい場合は、遠慮なく歯科医師に伝えてください。角度を調整したり、クッションを使用したり、休憩を入れながら治療を進めることができます。また、双子妊娠は早産のリスクが高いため、歯周病予防はより重要です。安定期に入ったら、できるだけ早めに歯科検診を受けることをおすすめします。
Q10. 産後はいつから歯科治療を受けられますか?
産後は、体調が落ち着いたら(産後1〜2ヶ月頃を目安に)歯科治療を受けることができます。授乳中でも、局所麻酔や多くの薬は安全に使用できます。妊娠中に治療を先延ばしにしていた箇所がある場合は、産後に受診することをおすすめします。また、赤ちゃんへのむし歯菌の感染を防ぐためにも、ママのお口の健康を保つことが大切です。赤ちゃんと一緒に通える歯科医院もありますので、ご相談ください。

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妊娠中のお口ケア、ここだけは

妊娠中のお口ケア重要ポイント5つ(お口のトラブル増加・歯周病と早産リスク・安定期の受診・麻酔レントゲンの安全性・市販薬の相談)をまとめた図解

妊娠中の歯科受診について、改めて重要なポイントをまとめます。

  • 妊娠中はお口のトラブルが増えやすい
  • 歯周病は早産などのリスク要因になることも
  • 安定期に歯科チェック&必要な治療がおすすめ
  • 麻酔やレントゲンは正しく使えば基本的に安全
  • 市販薬は自己判断せず歯科&産科に相談を
  • 青葉台リオ歯科は横浜市妊婦歯科健診実施機関(無料受診可能)

妊娠中の歯科受診は、決して「やった方がいい」というレベルではなく、ママと赤ちゃんの健康を守るために「必要なこと」です。不安や疑問があれば、遠慮なく歯科医師に相談してください。

妊娠中の歯科受診は、ママと赤ちゃんを守るための大事な”妊娠ケアの一部”です。

つわりで体調が優れない時期は無理をする必要はありませんが、安定期に入ったら、ぜひ一度歯科検診を受けましょう。早期発見・早期治療が、安心な妊娠生活と元気な赤ちゃんの誕生につながります。

そして、出産後も引き続きお口の健康を保つことで、赤ちゃんへのむし歯菌の感染を防ぎ、家族みんなの健康を守ることができます。

青葉台リオ歯科は、横浜市妊婦歯科健診実施機関に指定されており、妊婦歯科健診を無料で受けていただけます。妊婦さんのお口の健康をサポートする体制を整えています。安定期に入ったら、母子手帳と受診券をお持ちの上、ぜひ一度検診にお越しください。ママと赤ちゃんが健やかに過ごせるよう、私たちが全力でサポートいたします。

🌸 ママと赤ちゃんの健康のために、今日から始めましょう

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